ミッドナイト・マッドキャンプ_緑川 - マーダーミステリーカフェ探偵キャンプ

【緑川】

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キャラクターシート

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あなたについて

僕は青木の会社「SGG」のゴーストライターだ。「SGG」は面白いミステリーゲームを販売する会社として評価されているが、僕が制作したミステリーゲームを、あたかも代表である青木が制作したかのように世に出している。

だが、それに関して特に不満はない。地位や名声に興味はないし、僕はミステリーゲームを制作するのが好きで、青木はそれを世に広めてくれている。

青木とは２年ほど前からよくミステリーゲームを一緒に楽しむ仲だ。
青木が紹介してくれた黄瀬や赤井とも、一緒にオンラインミステリーゲームを遊ぶようになった。黄瀬は青木の会社「SGG」の社員らしい。

１年ほど前、青木の彼女であるモモの写真を見せてもらった。そのとき、僕はモモに一目惚れした。青木とモモは同棲しているからモモの居場所もすぐに分かった。

それから僕は毎日モモを観察した。ストーカーじゃない。モモを見守るためだ。モモが見せる笑顔は天使のようだった。モモは僕のものにはならないけどしょうがない。青木も良い奴だから。

しかし、モモを毎日観察していると、ある異変に気づいた。モモの身体に複数のアザがある。青木は毎日モモを殴っていたのだ。

青木を問い詰めると、すぐに毎日モモを殴っていることを認めた。理由を聞いてみたら、あいつは笑いながら言った。

青木「そんなのただの暇つぶしさ。」

暇つぶし？暇だったからモモを殴った？許せない。僕はあいつを殺すことにした。モモを守るために。

「ミステリーキャンプ」というイベントに青木とモモが参加するらしい。こういったイベントにはあまり参加することがないが、今回に限っては僕も一緒に参加することにした。
理由は二つある。一つはモモと仲良くなるため、そして青木を殺すためだ。

僕はイベント開催の前に、事前にキャンプ場に行って青木を殺すための計画を練ることにした。ちょうど１ヶ月前に同じキャンプ場で、モモと黄瀬が参加するキャンプイベントがあった。僕はそのイベントには参加しなかったが、モモの観察と見守りも兼ねてキャンプ場を調査してきた。

管理人に地図付きのパンフレットをもらい、実際にキャンプ場周辺を歩き回り、キャンプ場の施設や地形についての調査は完璧だ。今回のイベントでは深夜に一人ずつ順番に肝試しをする時間があるらしい。ここだ。ここで殺そう。

事件当日の行動

夕方（全員集合）

キャンプ場に参加者全員が集まった。

主催の赤井は松葉杖をついている。どうやら１ヶ月前事故にあい、全治２ヶ月の骨折をしてしまったらしい。
モモがいる。天使だ。面と向かって会うのは初めてだ。初めましての挨拶をした。
青木がいる。悪魔だ。絶対今日ここで殺してやる。
黄瀬がいる。黄瀬とモモが話している。２人はよく一緒にキャンプイベントに参加していて、１ヶ月前の別のキャンプイベントでこのキャンプ場に来ていたらしい。

夕食を済まし、青木を殺すための策略を考えながらあたりを歩いていると、深刻な様子でスマホを触っている黄瀬がいた。
よっぽど深刻な表情だったので何かあったのかを尋ねてみると、「青木の会社を今すぐにでも辞めたいんだ…」とのことだった。彼女にもDVをするようなやつだ、従業員の扱いもひどいものなのだろう。

だが、このことはうまく使える。
僕は青木のもとに向かい、彼にこう伝えた。

緑川「黄瀬は、君の会社を辞めたいといっていた。君は黄瀬に良くしてやっているだろうに、なんて薄情なやつだ。実は、僕も個人的に黄瀬には恨みがあるんだ。今夜の肝試しで、二人で挟み撃ちして黄瀬を痛い目にあわせないか？君は黄瀬のすぐ後ろをついてきてほしい。」

黄瀬が会社を辞めたがっていることに憤慨した青木は、すぐにその提案を受け入れた。

実際は、僕が「抜け道」を利用して青木を殺してやるんだ。その抜け道をうまく使うためには、青木に少しタイミング早く出発してもらう必要がある。

その場を離れて、僕は再度青木を殺すための策略を考えながらあたりをぶらぶらと歩いた。数時間後、テントに戻ろうとすると、テント近くで赤井が青木に土下座しているのを目撃した。あんなところで何をやっているんだ。

そういえば、財布をテント近くに放置してしまっていた。

夜（肝試し直前）

赤井から肝試しのルールが説明された。

肝試しは３分間隔で一人ずつ出発して、スマホの明かり一つを頼りに５つの祠にお札を置いてくるというものだ。

祠の間隔はそれぞれ歩いて２分の距離で、歩いて一周１２分で帰ってこられる。祠間は走ればちょうどその半分の時間で進めるが、昨夜の雨でぬかるみが激しい場所は走ることはできなさそうだ。

肝試しは深夜０時に開始して、「赤井」→「緑川」→「黄瀬」→「青木」→「モモ」の順番に３分おきに出発する。

出発の順番は

00:00 赤井が出発
00:03 緑川が出発
00:06 黄瀬が出発
00:09 青木が出発
00:12 モモが出発

の予定だ。

しかし、肝試し直前にモモが管理人に呼び出された。女性がキャンプ場で泊まる際の注意事項を共有するとのことだ。モモはいったんその場を離れて、管理事務所に向かっていった。

青木「モモがいつ戻ってくるか分からないから、おれが最後尾かもな。大丈夫、だれも出発時間をズルしないよう見張っといてやるよ」

僕は２番目で青木は４番目。計画通りにいけば殺すことは可能だ。

事前にこのキャンプ場に来たことのある僕は知っている。「祠２」と「祠４」をつなぐ抜け道があることを。この抜け道は歩いて２分、走れば１分で通ることができる。

「祠４」まで行ったら、抜け道を使って「祠２」へ行き、４番目に出発した青木を殺す。

３番目の黄瀬に追いつかれる前に、もう一度抜け道を使って戻って来なければならないから、青木に予定より早く出発してもらう必要がある。
青木には黄瀬のすぐ後ろをついてくるよう伝えたから、問題ないはずだ。

深夜（肝試し）

00:00ちょうどに、肝試しが始まった。