エンディング

以下からエンディングを選択して開いてください。

①「ルナ」が最多票となった場合

担当するキャラクターのセリフを読み上げ、NPCと地の文は任意のプレイヤーが読み上げてください。

スパイダー「ルナ、お前だったんだな。この事件の犯人は。」
ルナ「ち、違う、私じゃない!」
レイブン「観念しろ!ルナ!」

ルナはスパイダーとレイブンの手によって拘束された。これにて一件落着と思った、その時だった。
レイブンが近くに置いてあった杖でスパイダーの後頭部に強力な一撃をお見舞いした。スパイダーは気を失い、その場に倒れた。

ルナ「な…何やってるの、レイブン!!」
レイブン「全く、私の正体も見破れないなんて、本当に出来損ないの弟子たちだな。」

レイブンは、自分の顔の皮をビリビリに引きちぎった。
すると…なんと、ファントムの顔が露わになった。
ファントムがレイブンに変装していたのだ。

ルナ「ファントム…なんであなたが…。」
ファントム「レイブンが私を殺しにきたんで、返り討ちにしてやったのだよ。レイブンを私の姿に変えて、私はレイブンの変装をしていたんだ。ところでお前たち、何やら不自然な動きをしていたようだな。まったく、使い物にならない弟子たちを持つと気苦労が増える。」

ファントムは気を失ったスパイダーに追い討ちをかけるように殴り続ける。もう反応もない。死んでる。
その様子を見てルナは恐怖の表情を浮かべた。

ファントム「ルナ、次はお前だ。」
ルナ「ひ…や、やめてええぇぇぇ。」

拘束されて動けないルナを、ファントムは殴り続ける。
しばらくして、ルナも力尽きた。

大怪盗の卵たちは、日の目を浴びることなくその生涯に幕を閉じるのであった。

②「レイブン」が最多票となった場合

担当するキャラクターのセリフを読み上げ、NPCと地の文は任意のプレイヤーが読み上げてください。

スパイダー「レイブン、お前だったんだな。この事件の犯人は。」
レイブン「ち、違う、僕じゃないよ!僕の身体能力じゃ、天窓を乗り越えられないし。」
ルナ「いや、そもそもあなたは、本当にレイブンかしら?」

ルナがファントムの死体に近寄り、顔に手をあてがう。ファントムの顔の皮に爪を立て、一気に引きちぎると…レイブンの顔が表れた。

ルナ「ファントム。あなたがレイブンを殺して、レイブンに変装していたのね」
ファントム「ふん、バレてしまったか」
レイブンの姿をしていたファントムは、自分の顔の皮をビリビリに引きちぎり、元の自分の顔を露わにさせた。

スパイダー「まさか、ファントムがレイブンに変装していたなんて。」
ファントム「お前たちは使い物にならない落ちこぼれだと思っていたが、私の正体を見破るとはなかなかやるじゃないか。このことに関しては褒めてやろう。だが、この事実を知ったお前たちは生かしておけん。」

ファントムは、近くに置いてあった杖を手に取り、ルナへと振り下ろす。杖がルナに当たろうとしたその瞬間、スパイダーは素早くモップを手に取りファントムの手を叩いた。ファントムは思わず杖を手放してしまう。その隙を逃さず、ルナは持っていた包丁でファントムの腹を突き刺した。

ファントムは2人の見事な早業に破れ、血を吐いてその場に倒れる。

ファントム「お前たち…やるじゃないか…。使い物にならない落ちこぼれだと思っていたが、力を合わせるとこうも強力だとは…お前たちのことを、過小評価してしまっていたのかもしれない…。」

ファントムはその場に倒れた。死んだようだ。

スパイダーとルナは、館中の金目になりそうなものを漁りつくした後、館を出た。
大怪盗の卵たちは、自慢のその技術を駆使して、これからもそれぞれの人生を生きていく。

③「スパイダー」が最多票となった場合

担当するキャラクターのセリフを読み上げ、NPCと地の文は任意のプレイヤーが読み上げてください。

ルナ「スパイダー、あなただったのね。この事件の犯人は。」
スパイダー「ち、違う、おれじゃない!」
レイブン「観念しろ!スパイダー!」

スパイダーはルナとレイブンの手によって拘束された。これにて一件落着と思った、その時だった。
レイブンが近くに置いてあった杖でルナの後頭部に強力な一撃をお見舞いした。ルナは気を失い、その場に倒れた。

スパイダー「な…何やってるんだよ、レイブン!!」
レイブン「全く、私の正体も見破れないなんて、本当に出来損ないの弟子たちだな。」

レイブンは、自分の顔の皮をビリビリに引きちぎった。
すると…なんと、ファントムの顔が露わになった。
ファントムがレイブンに変装していたのだ。

スパイダー「ファントム…なんでお前が…。」
ファントム「レイブンが私を殺しにきたんで、返り討ちにしてやったのだよ。レイブンを私の姿に変えて、私はレイブンの変装をしていたんだ。ところでお前たち、何やら不自然な動きをしていたようだな。まったく、使い物にならない弟子たちを持つと気苦労が増える。」

ファントムは気を失ったルナに追い討ちをかけるように殴り続ける。もう反応もない。死んでる。
その様子を見てスパイダーは恐怖の表情を浮かべた。

ファントム「スパイダー、次はお前だ。」
スパイダー「ひ…や、やめろおおぉぉぉ。」

拘束されて動けないスパイダーを、ファントムは殴り続ける。
しばらくして、スパイダーも力尽きた。

大怪盗の卵たちは、日の目を浴びることなくその生涯に幕を閉じるのであった。

④最多票が決まらなかった場合

担当するキャラクターのセリフを読み上げ、NPCと地の文は任意のプレイヤーが読み上げてください。

スパイダー「結局、ファントムを殺した犯人は誰だったんだ。」
レイブン「うーん…もうわかんないよ。」
ルナ「仕方ない。もう夜も遅いし、犯人探しはやめにして、一旦体を休めましょう。」

犯人探しを諦めて、ルナとスパイダーが部屋に戻ろうとした、その時だった。
レイブンが近くに置いてあった杖でスパイダーの後頭部に強力な一撃をお見舞いした。
スパイダーは気を失い、その場に倒れた。

ルナ「な…何やってるの、レイブン!!」
レイブン「全く、私の正体も見破れないなんて、本当に出来損ないの弟子たちだな。」

レイブンは、自分の顔の皮をビリビリに引きちぎった。
すると…なんと、ファントムの顔が露わになった。
ファントムがレイブンに変装していたのだ。

ルナ「ファントム…なんであなたが…」
ファントム「レイブンが私を殺しにきたんで、返り討ちにしてやったのだよ。レイブンを私の姿に変えて、私はレイブンの変装をしていたんだ。ところでお前たち、何やら不自然な動きをしていたようだな。まったく、使い物にならない弟子たちを持つと気苦労が増える。」

ファントムはやれやれといったような表情を浮かべる。その隙を逃すことなく、ルナは持っていた包丁でファントムの腹を刺しにかかった。ところがファントムにひらりとかわされて、逆に後頭部に強い一撃をお見舞いされる。ルナは気を失い、その場に倒れた。

ファントム「使い物にならない上に、師匠に牙を向けるとは。もうお前たちを許してはおけん。」

ファントムは気を失ったスパイダーとルナを何度も殴り続けた。反応はない。もう2人とも死んでいる。

大怪盗の卵たちは、日の目を浴びることなくその生涯に幕を閉じるのであった。

真相と解説

「エンディング」を読み終えてから、「真相と解説」を開いてください。

真相と解説

本作品は、それぞれの能力を持った弟子たちの誰が密室殺人を行うことができるかを明らかにして、真犯人に辿り着くことが目標です。

弟子たちはそれぞれ、変装術、ピッキング術、スリの技術の天才です。まずはそれぞれの能力を明らかにすることがポイントになるでしょう。ルナは変装術、スパイダーはピッキング術、レイブンはスリの技術の天才になります。

それぞれの能力が明らかになったら、次は誰が犯行が可能かを明らかにしていきましょう。ポイントは【凶器】と【密室殺人】です。

凶器は証拠品でも見つかったルナの包丁でした。最初はルナが持っていましたが、レイブンがスリの技術で気づかれないままに自分のものにしました。最終的にはスパイダーの部屋に置かれています。

続いて密室殺人については、ファントムは普段部屋に鍵をかけませんが、第一発見時には内側から鍵をかけられている状態でした。普段部屋に鍵をかけないことから、部屋に入ることは容易かもしれませんが、内側から鍵をかけられた部屋から出るには天窓からしか脱出方法がなく、大怪盗並みの身体能力が必要になります。

まずルナについて、21:00-21:15に包丁を持ってファントムの部屋に向かいますが、ファントムはスパイダーとダイニングで話していて部屋にいません。仕方なく引き返すことになります。その後部屋に戻る廊下でレイブンに包丁を盗まれてしまいます。これ以降ルナは包丁が自分の手から離れて犯行を犯すことができません。

続いてレイブンについて、ルナから包丁を奪って凶器は持っているものの、密室を天窓を使って脱出する身体能力がありません。

最後にスパイダーについて、ピッキング術も使って、たとえファントムの部屋に鍵がかかっていても突破できますし、密室になってから天窓から脱出することもできます。しかし、凶器である包丁は持っていません。モップを持って部屋に侵入しましたが、それでは刺殺はできません。

以上のことから、全員が犯行が難しいことが分かります。強いて言うならスパイダーの部屋に包丁があることからスパイダーが犯人の筆頭になるかもしれませんが、監視カメラに映った順番から、レイブンの持っていた包丁をスパイダーが手にして、それでファントムを殺し、その後に自身の部屋に置きにくるのは不可能です。

しかし、ここで違和感に気づくはずです。最終的に包丁はスパイダーの部屋にあった。包丁を持っていたのがレイブンなのだとすれば、どうやってレイブンは鍵がかかっているはずのスパイダーの部屋に侵入できたのか?

もしかして、レイブンはピッキング術を有しているのでは?いや、弟子たちが有する能力はそれぞれ1つずつだ。ちょっと待て、この館には、すべての能力を有する人物がいるのではないか?

そう、大怪盗であるファントムは、変装術、ピッキング術、スリの技術、身体能力、すべてを有しています。真相は、ファントムを殺しに来たレイブンが返り討ちにあい、ファントムがレイブンの変装をしているというものでした。

ファントムは悠々自適な隠居生活の実現のために弟子を取りましたが、特定の能力しか持たない弟子を使い物にならないと判断し、レイブンの反乱をきっかけに全員を始末しようと考えます。

スパイダーとルナが真相に辿り着くことができたのであれば、ファントムは無事退治できます。もし誤った真相に辿り着いてしまえば、弟子たちはファントムの手によって皆殺しにされます。

大怪盗になるには頭脳も必要。真相を導くことができなければ、大怪盗になる資格はありません。あなたは無事真相に辿り着き、大怪盗になる未来を掴み取ることができたでしょうか?

さいごに

最後まで遊んでいただきありがとうございました!こちら各キャラクターそれぞれのエンドカードとなりますので、自分が担当したキャラクターのものをダウンロードしてお使いください(^^)お楽しみいただけましたら、SNS等でハッシュタグ「#ポケミス」をつけて感想をくださると嬉しいです!

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