『LARP(ラープ)』とは、Live Action Role Playing(ライブアクションロールプレイ)の略で、現実世界でゲームの登場人物となって物語を楽しむ体験型ゲームです。
『LARP』は、プレイヤーが物語の登場人物の一人となり、発生した事件の真相を追究しながら、個々の目的の達成を目指して物語を紡いでいく体験型ミステリーゲームである『マーダーミステリー』との類似点も多いため、よく混同されがちです。
この記事では、LARPの特徴や、マーダーミステリーとの類似点、LARPおすすめシナリオをご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- LARPの特徴や魅力を知りたい!
- LARPとマダミスの類似点や相違点を知りたい!
- おすすめのLARPシナリオを知りたい!
『LARP』とは?
LARPは、現実世界でゲームの登場人物となって物語を楽しむ体験型ゲームです。
LARPには、たくさんの種類や形態が存在します。用意されたシナリオの中で、キャラクターの目的達成し行動を選択していく「ストーリーLARP」、武器や魔法などを使って主に戦闘を楽しむ「コンバットLARP」など。
その中でも、複数人が一カ所に集まり、それぞれ特定のキャラクターシートが配られ、相互に関わり合いながら物語を進行していくものを「群像劇型LARP」と呼びます。マーダーミステリーに類似しているのは、この群像劇型LARPでしょう。
LARPの特徴
群像劇型LARPは、以下のような特徴があります。
- 担当するキャラクターの設定書が配られ、ゲーム中はキャラクターを演じる。
- プレイヤーは会場を自由に歩き回ったり、お互い自由に干渉することが可能。
- キャラクターは達成したい目標があり、他人に明かせない秘密を抱えている場合もある。
LARPは、自身がキャラクターを演じ、会場や他プレイヤーとの関わりを通して目的を達成することを目指し、まるで物語の登場人物になったかのようなストーリー体験を味わうことができます。
『LARP』と『マダミス』の類似点・相違点
上記のLARPの特徴を見るに、キャラクターを演じたり、他のプレイヤーに干渉したり、目標を達成したりといった点はマダミスと共通しているでしょう。
それでは、LARPとマダミスの相違点はどういったものがあるでしょうか。以下にご紹介します。
- 『マダミス』は基本卓上の議論となるが、『LARP』は会場内を自由に動いて調査や交渉を行う。
- 『マダミス』は登場人物の1人が殺人事件の犯人となりそれを追求していくシナリオが多く、『LARP』は物語での謎に対して全員で協力して真相解明に動くというシナリオが多い。(※もちろん、例外もあり。)
- 『LARP』はマダミスにはない「戦闘」という要素があるシナリオもある。
- 『マダミス』は基本証拠品等をカードで示すが、『LARP』は実際の物品が用意され、それを用いた行動体験(箱を開ける等)が重視されている。
- 『マダミス』はキャラクターになりきって遊ぶもののため、意思決定もそのキャラクターの思考を想像して行うが、『LARP』はキャラクターを自分に重ねて遊ぶので、意思決定にプレイヤーの思考を優先することもある。
もちろん、上記はあくまで傾向であり、シナリオによってはこれらの特徴に当てはまらないものもあります。
『LARP』おすすめシナリオ3選!
マダミスと似たようなゲームジャンルではありますが、マダミスとは違った体験感も味わえる『LARP』。
そんな『LARP』のおすすめシナリオをご紹介します!
『8CAMP』
作品タイトル | 8CAMP |
プレイ時間 | 240分 ※感想戦、軽食時間含む |
プレイ人数 | 6~8人 |
シナリオ制作者 | MATH-GAME |
GM要否 | 必要 |
プレイ形式 | 店舗 |
とある山で遭難事故が発生した。
救助隊が派遣されたものの、
彼らを乗せたヘリも森深い山中に墜落してしまう。事故が起きた山では、以前から観光客の遭難事故が多発していた。
その原因は何なのか? 生存者はいるのだろうか?あなた達は『第二次救助隊』の隊員となり、
引用元:探偵キャンプ
深い森の奥へと足を踏み入れることになる。
「8CAMP」は初心者のためのマーダーミステリーカフェ「探偵キャンプ」プロデュースの、物語の登場人物になって事件の真相を追うイマーシブミステリー「LARP」です。
「8CAMP」の魅力は、以下の通りです!
- 五感をフル活用した圧倒的没入感
「8CAMP」は、さながらキャンプ場のような空間や音響、実物の証拠品、森の中にいるかのような匂い、プレイ後に召し上がるキャンプ飯など、五感をフルに活用した圧倒的な没入環境の中でミステリーをお楽しみいただけます。普段の日常から離れて、物語の世界に入り浸りたいという方であれば、この没入感に感動間違いなしです! - 数々の名作を世に生み出した実力派団体「MATH-GAME」制作
「8CAMP」は体験型コンテンツ・LARP提供団体『MATH-GAME(マスゲーム)』の制作です。『MATH-GAME』は、『#5DIVE』『#聖罰ギャンビット』 『#やがて終葬の夜』などの数々のヒット作を生み出した実力派団体で、本作も濃密なミステリー体験をお楽しみいただけます! - あなたの推理・選択により物語は変わっていく
「8CAMP」では、ゲーム中不可解な謎の推理に取り組んだり、選択を迫られたりします。プレイヤーの行動や判断により物語は大きく変わっていき、自分自身が介入してストーリーを作り上げていく感覚を味わうことができるでしょう。
『第二次救助隊』となって、不可解な謎に挑む本作!それぞれのキャラクターの想いを胸に、濃厚なミステリーをお楽しみいただけます。本作は本編そのものはもちろん、さらに没入度を高めるまるでキャンプ場かのような空間、そして感想戦じのキャンプ飯などより没入度を高める五感を刺激するセットの数々も非常に魅力的!室内でさながらキャンプをお楽しみください!
『5DIVE』
作品タイトル | 5DIVE |
プレイ時間 | 240分 |
プレイ人数 | 6人 |
シナリオ制作者 | MATH-GAME |
GM要否 | 必要 |
プレイ形式 | 店舗 |
【あらすじ】
引用元:Rabbithole
連続殺人鬼が逮捕された。
だが取り調べは遅々として進まず、事件の真相は明らかにされていない。
不可解な言動を続ける犯人、警察上層部からの圧力、絡み合う人々の思惑。
プレイヤー達は特別捜査を任された警視庁捜査5課に所属する刑事となり、捜査と取り調べを行います。
警察になりきって、会議室での捜査と取り調べを行いながら進行していく、かなり珍しいタイプのシナリオ。一連の事件や不可解な謎の真相を解き明かしていく、本格派の刑事モノ推理小説のような体験ができます!
『聖罰ギャンビット』
作品タイトル | 聖罰ギャンビット |
プレイ時間 | 180分 |
プレイ人数 | 9~12人 |
シナリオ制作者 | MATH-GAME |
GM要否 | 必要 |
プレイ形式 | 店舗 |
2025年。
何の前触れもなく、“それ”は現れた。
人の血を吸う魔物──【吸血鬼】の大量発生。吸血鬼に血を吸われた者の末路は二つ。
正気を失い、人を襲い食らうだけの怪物──【眷属】と化すか。
或いは【継承者】と呼ばれる、新たな吸血鬼として生まれ変わるか。継承者の発生例は極めて少なかったものの、世界に混乱を巻き起こすには十分だった。
一体でも駆除困難な吸血鬼が、更にその数を増やしていくという絶望。
懸命な抵抗も虚しく、人類は少しずつ生存圏を奪われていくことになる。激しい戦いが続く中、米国の巨大製薬会社【エリュシオン】が吸血鬼用血清の開発に成功。
この血清を利用した各種武装が開発され、人類は吸血鬼に対抗するための手段を獲得した。
対吸血鬼用の特殊戦闘訓練を積んだ者達は【ヴァンパイアハンター】と呼ばれ、エリュシオンを中心とした【ハンター協会】の指令を受けて、吸血鬼との熾烈な戦いを繰り広げることとなる。一進一退の攻防が続く中、ハンター協会は一連の吸血鬼事件における重要参考人、【始祖吸血鬼】の一人が東京・新宿にいることを突き止める。
協会はただちに始祖吸血鬼の討伐を指示。
精鋭部隊が編成され、彼らは新宿へと派遣された。ネオンの明かりが途絶えることのない不夜城、新宿の一角にそびえ立つ不気味な洋館。
引用元:ロストプロダクトエンターテイメント
精鋭達はその扉の前に立ち、それぞれの武器を構えた。
信念。信仰。友情。執念。信条。或いは……。
様々な思いを胸に、彼らは禁断の扉を開く。
そして──。
専用劇場にてお楽しみいただける、没入型LARP!プレイヤー同士、時には協力し、時には騙し合い、そして時には裏切り…?自らの選択で辿り着く物語の結末をお楽しみください!!
《まとめ》
まずはLARPを遊んでみよう!
LARPとマダミスは共通点が多いからこそ似たような面白さを味わえることができますし、一方で相違点もあるからこそLARPだから味わえる体験感もあります。
まずは気になったLARPシナリオをプレイされてみてはいかがでしょうか?
初心者のためのマーダーミステリーカフェ「探偵キャンプ」店舗限定のLARP『8CAMP』は、LARPが初めての方でもわかりやすく遊び方をご案内いたします。まずは『8CAMP』にてLARPデビューされてみてはいかがでしょうか?