【カスカ】

あなたがプレイするキャラクター名で間違いなければ、「キャラクターシート」を開いてください。

※指示のない項目は開かないように注意してください。

キャラクターシート

【10分間】「キャラクターシート」を読み込んでください。

時間内に読み終わらなかったプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーが読み終わるまで読み込み時間を延長してください。

あなたについて

あなたの本名は高宮アスカである。

カスカはハンドルネームで、動画配信サイトでオカルト系チャンネル「カスカと怖いお話」を運営している。

配信上ではオカルトが大好きであると公言しているが、実はあなた自身にオカルトの知識はほとんどないし、調べたいとも思っていない、怖いから。

はじめはネット上に転がっていた怖い話を読み上げるくらいのことをしていたのだが、あなた自身のリアクションのウケが良かったのか、気づけば大手オカルトチャンネルになってしまっていた。

後に引くこともできず、最近は心霊スポット巡りを行っている。しかし、下調べが十分でないからかタブーとされる行為をしてしまったり、肝心なところでうまくリアクションができないなどの問題も起こり始めている。

それでも、熱心な視聴者はあなたの大げさで可愛いリアクションを楽しみに見ている。しかしながら同時に、オカルトオタクのアンチがたくさん付くようになってしまった。彼らは自分たちの領域が汚されていると感じているらしい。あまりにひどいコメントには挑発的な態度を取ることもあり、たびたびコメント欄やSNSが炎上する事態となっている。

今日の左菱荘についても、あなたはほとんど下調べをしていない、怖いから。SNSで見かけたミコの募集に、よく考えもせずにリプして参加を表明したが、結果的には注目度の高い心霊スポットに訪れることになり、満足している。宿泊予約の際、あなたは本名を宿に伝えている。

事件当日の行動

20:00~20:10

ダイニングキッチンの柱時計の鐘の音が鳴った。メンバー5人は持ち込んだ夕食を食べ終え、ダイニングキッチンから解散となった。

あなたはキッチンで、持ち込んだ梨を包丁で切った。

包丁を棚に戻し、切った梨をテーブルに置くと、防寒着を着たフユキが声をかけてきた。

表に出られないか挑戦してみるらしく、遭難したらまずいのでなるべく人に見ていてほしいとのことだった。

断る理由も特になく、今後動画のネタになるかもしれないので、あなたはフユキと正面玄関に向かった。

20:10~20:20

正面玄関を開けると、外は変わらず大雪が降り、強い風が吹いていた。

フユキは持っていた防寒着に身を包むと、雪の中へと歩き出した。

あなたは正面玄関で待っていたが、視界があまりに悪く、数十歩フユキが離れると見えなくなってしまった。

大声を出して彼を呼ぶが、周囲の雪に吸われて響かない。

様子を見に行くべきか迷っていると、彼はぶるぶる震えながら戻ってきた。手がかじかんでうまくドアも開けられないほどだ。

やはり雪が止まないと探索は難しそうだ。彼が歩いた足跡は、あっという間に雪と風に消されてしまっていた。

フユキは自室で暖を取ると言っていたので、あなたはダイニングキッチンへ戻ることにした。

20:20~20:30

ダイニングキッチンには先にレイユウがいた。レイユウは夜食にロールケーキを持ってきたらしく、それを切り分けようとしていた。

棚を覗いた彼が、包丁が見当たらないと言った。あなたも一緒に確認したが、包丁は見当たらなかった。

確かにしまったはずだが、誰かが持ち出したのだろうか。レイユウはロールケーキを切るのを諦め、冷蔵庫にしまった。レイユウは他に何も持っていなかった。

その後、レイユウから「動画は撮らないのか」と聞かれたので「後でダイニングで撮ろうかな」と答え、自室に戻ることにした。

自室の扉を開けようとしたとき、扉の下に何か紙が挟まっていることに気が付いた。

あなたはそれを拾うと、部屋の中に入る。

紙には、大切な相談があるから20:30に倉庫に来てほしいと書いてあった。今日は頼まれごとが多い日だ。

20:30~20:40

紙に書いてあった通り、あなたは裏口にかかっていた移動用の黄色いコートを羽織り、倉庫に向かった。吹雪はまだ強く、足跡はすぐにかき消された。

倉庫に入った瞬間、停電して真っ暗になった。驚いたあなたがしゃがむと何かが頭上を通り過ぎた。

手にしていたスマホが転がり、画面の光が人影を照らし出す。人影はもう一度あなたに向けて何かを振り回した。それは、闇にギラリと光る包丁だった。あなたがもう一度身体をひねってかわすと、人影はバランスを崩す。

あなたは恐怖からとっさに近くにあった空の花瓶を手に取り、その影の後頭部を殴りつけた。その瞬間、花瓶がばらばらに割れた。

人影は起き上がろうとした。そいつが立ち上がれば、また包丁を振られ……今度こそ、あなたは死んでしまうかもしれない。あなたは恐ろしくなり、人影が床に落とした包丁を手にして背中に突き立てた。

改めてスマホで照らすと、襲撃者の正体は自身の防寒着を着たモズであり、すでに息絶えていた。なぜ、彼がこんなことを……。

正当防衛とも取れる殺人だったが、捕まりでもしたらあなたの人気商売は成り立たなくなる。

なんとか誤魔化さなくては。あなたは返り血の付いた黄色いコートを脱ぎ捨て、急いで本館に戻ることにした。

倉庫内は異様な雰囲気だった。脱ぎ捨てたコートの下には白装束が置いてあり、天井にはロープがかかっていたような……。しかし、しっかりと確認している時間と余裕はあなたにはなかった。

20:40~20:50

本館に戻って少しすると、雪と風が止んだ。あなたの足跡はぎりぎりかき消してくれたようだ。

停電中の本館をスマホの光を頼りに2階の個室に戻ろうとしたところ、モズの部屋をノックしているミコを見かけた。

聞いてみると、20:40に仮眠から起こすよう依頼をされていたとのことだった。

ミコと共にノックをするが、返事はない。当然だ、モズはすでに倉庫で死んでいるのだから。ミコはドアノブに手をかけるが、鍵がかかっているようだった。

すると、突然部屋の中からモズの声が聞こえた。「ちょっと待ってて、スマホの充電終わったら行くから」

あなたはミコと顔を見合わせ、モズの部屋を放っておくことにした。……死人の声。ひょっとして、本当に幽霊は存在するのだろうか……?

20:50~21:00

あなたはダイニングキッチンに戻ると、ライトで自身を照らしながら、窓を背に動画の撮影を始めた。レイユウには動画を撮ると言ってしまっていたし、平常時の行動を取ることで心を落ち着かせようとしたのだ。

内容はオープニングに使うための映像で、左菱荘にやってきたことを説明するものだ。停電中であることは都合がよく、緊迫感のある雰囲気を演出してくれていた。

撮影を終えて録画を見返すと、映像に不可解な点があった。撮影を始めて数分後のところで、自分の背後の窓の外を白い影が横切っていたのだ。

あなたはゾッとする。これは、まるで幽霊が横切ったみたいじゃないか……。

何度かそのシーンを見返しているうちに、モズを除く3人がダイニングキッチンに集まってきた。

共通情報

「共通情報」は、すべてのキャラクターシートに同じ内容が書かれています。

【左菱荘について】

  • 築二十年ほどの、木造で二階建ての別荘。
  • 1階には広いダイニングキッチンと和室があり、2階には5つの個室と管理室がある。
  • 各個室と管理室には鍵がかかるようになっており、個室の鍵はそれぞれの部屋に泊まるメンバーが1本ずつ持っている。管理室の鍵は渡されていないため、開けることはできない。
  • 本館とは別に、倉庫がある。倉庫へは、1階の廊下の奥にある裏口から向かうことができる。裏口から倉庫までは、歩いて30歩ほどの距離があり、雪が積もっている。裏口にはフリーサイズの黄色いコートが1着掛けてあり、宿泊者なら好きに使えた。事件発生時、黄色いコートは紛失している。
  • 倉庫には様々な道具が置いてある。替えの寝具や非常食、工具類など。

あなたの目標

①あなたはこの事件の真犯人である。あなたが投票で最多票にならず、拘束されない。【得点10点】

全員が「キャラクターシート」の読み込みを終えたら「読み合わせ」を開いてください。

読み合わせ

全員で「共通シナリオ」の読み合わせを行い、「共通情報②」を確認してください。

担当するキャラクターのセリフを読み上げ、地の文は任意のプレイヤーが読み上げてください。

共通シナリオ

亡霊が出ると噂の貸別荘、左菱荘(さびしそう)。
停電によって温度が下がりつつあるダイニングキッチンで、あなたたち4人は顔を合わせている。
暗がりの中、柱時計が21時の鐘を鳴らしていた。

ミコ「……さて、約束の21時になりましたね」
フユキ「うー、さみー。この停電は何だよ。ブレーカーは確認したのか?」
レイユウ「もちろん。ブレーカーは上がったままだったから、おそらくこの施設の問題じゃない。きっと雪のせいだろう。復旧を待つしかないな」
カスカ「雪と風がやんだのは良かったよね。こんな状態で、まだ風が吹いてたら……うー、想像しただけで寒くなってきた」
ミコ「……そういえば。モズさんはまだですか? 先ほど訪ねたとき、起きてはいたようですが……」

それからしばらく経っても現れないモズを心配し、一行はモズの部屋へと向かった。
ミコが扉を叩き声を掛けるが、反応はない。ドアにも鍵が掛かっているようだ。

カスカ「さっきは反応あったのにね。……また寝ちゃったとか?」
レイユウ「それか、どこか別の所にいるのかもしれない。こんな停電の中、のんきに寝ているとも考えにくいしな」
フユキ「部屋の前でこれだけ騒がれて、まだ寝てるってんなら大物に違いないぜ」
ミコ「仕方がありません。みんなで心当たりのある場所を探してみましょう」

一行はまとまって行動し、管理室を除く左菱荘のすべての部屋を探索した。
しかし、どの部屋にもモズの姿は見当たらなかった。

カスカ「管理室にいる可能性ってないの?」
ミコ「鍵を受け取っていませんし、先ほど確認したときにもドアは施錠されていました」
レイユウ「中にいる可能性は薄そうだ。……となると、外か、倉庫か」
フユキ「一応、倉庫を覗きに行くか? あそこには非常食もあるし、替えの寝具もあるんだろ。シーツでも羽織って寒さをしのごうや」

一行は裏口を開ける。裏口と倉庫の間に積もっている雪には、足跡が一つも残っていなかった。
雪がやんだ後、本館でモズの存在は確認されているらしい。したがって、彼がこの先にいるとは考えづらかった。しかし、非常食やシーツのこともあり、一行は倉庫へと足を運ぶ。

そこにあったのは、彼らが予想もしていない光景だった。
モズが床に倒れ、その背中には深々と包丁が突き立てられていたのだ。慌ててレイユウが駆け寄るが、その肌に触れた瞬間、彼がすでに冷たくなっているのがわかってしまう。

レイユウ「なんてことだ……。モズさんが、殺されてる」
カスカ「ひどい……。いったい、誰がこんなことを……」
フユキ「背中に包丁。誰かに刺されたに違いねえ……まさか、この中の誰かが?」
ミコ「と、とにかく、警察に連絡を……!」

ミコがスマートフォンを使うと、幸いにも、電話は繋がった。しかし、雪と風の影響で停電が広範囲に及んでおり、警察も対応に追われ、左菱荘に到着するまでにしばらく時間がかかるらしい。
4人はモズの死体を前に、お互いの顔を見合わせる。

フユキ「おいおい。それじゃあ警察が来るまで、この暗い中待ってなきゃいけねえってのかよ! 冗談じゃないぜ」
ミコ「じっとしているのもいやですよね。情報を整理する意味でも、これまでそれぞれが見たことを話し合ってみませんか?」
フユキ「もし犯人がいるなら、警察が来るまで拘束しておいた方がいいかもしれない……だが、果たして人間の仕業なんだろうか。『左菱荘の亡霊』のせいってことはないだろうか?」
カスカ「こんな時に言うことじゃないと思うんだけど、私の撮った動画にも変な影が映ってたんだよね……み、見る?」

あなたたち4人は、ぎこちないながらも話し合いを始めることにした。
話し合いの目的は、モズを殺した犯人の正体を明らかにすることである。

共通情報

【死体発見時の状況】

  • 倉庫にて、4人同時に死体を発見した。
  • 死体はうつ伏せに倒れ、背中に包丁が突き刺さっていた。包丁はダイニングキッチンにあったものだ。死体はモズ自身が持ってきていた青い防寒着を着ている。
  • 倉庫と裏口の間には足跡が残っている。そこにあるのは死体発見時に倉庫に向かった4人分のもののみで、その他には足跡が残っていない。かなりの大雪と風だったため、雪が降っている間の足跡はすぐに消えてしまっただろう。

カスカの動画

  • カスカがリビングダイニングで撮影した動画。撮影開始時刻は20:52。動画の長さは4分
  • 窓を背後に、左菱荘に遊びに来たことを説明するオープニングの内容だった。
  • 動画開始後、2分ほど経過したところで窓の外を白い影が通った。カスカは気が付いていない。
  • 動画はそのまま何事もなかったように、次のシーンへ繋ぐセリフのあと終了している。
  • 映像確認後、念のため全員でダイニングキッチンの窓の外を確認したが、足跡は残っていなかった。

「共通シナリオ」の読み合わせと「共通情報②」の確認を終えたら、「前半議論」を開いてください。

前半議論

【15分間】各自の目標達成のために全員で自由に意見交換を行ってください。

15分が経過したら「追加情報」を開いてください。

追加情報

【3分間】「共通情報③」を読み込んでください。

共通情報

調査を進めると、以下のことが分かった。

倉庫内の詳しい状況

  • 死体の後頭部には打撃痕が残っているのを発見した。傷自体は大きなものではなかった。
  • 死体の防寒着のポケットには、彼の個室の鍵が入っていた。
  • すぐそばには割れた花瓶があった。この花瓶はもともと倉庫にあったもののようだ。この花瓶の上には、血が飛び散っていた。
  • 倉庫の奥には白装束が畳んで置いてあり、その上に濡れて返り血の付いた黄色いコートが脱ぎ捨てられていた。この黄色いコートは、裏口にかけてあったもののようだ。また、天井の梁(はり)にはロープが引っかけられており、両端が垂れ下がっている。片側は丸い輪ができるよう結ばれている。この白い装束とロープは倉庫にあったものではなく、持ち込まれたものだった。
  • 倉庫内の備品を確認したところ、白いシーツワイヤーがなくなっていた。

正面玄関

  • 正面玄関から外へ、往復した足跡が残っている。
  • 足跡をたどると途中で道を外れ、木々の中へと入っていった。
  • 木々の中へと入っていった足跡は、奥まった木のところで引き返している。
  • その木自体は大人の肩のあたりに枝が一本突き出しているくらいで、特別なものは見当たらなかった。

モズの個室

  • 鍵がかかっており、死体から回収した鍵を使って扉を開けた。
  • 残された彼の持ち物に不審な点はなかった。
  • スマートフォンが部屋に残っていた。ロックは解除できなかったが、20:42に「ユーザー指定の音声」が流れるアラームがセットされていることがロック画面からわかった。
  • モバイルバッテリーなどの充電機器は見当たらなかった。

管理室

  • 鍵がかかっており、緊急事態のため扉を破って中へ侵入した。
  • 管理室内にはワイヤーと、その先に括りつけられた白いシーツがあった。
  • ダイニングキッチンの窓の直上に管理室の窓があり、窓枠の斜め上部分には取っ手がついていて、何かを引っ掛けられるようになっていた。
  • 内部には宿帳があり、宿泊客の名前が載っていた。

【本日の宿泊予定客】

  1. 本堂ミコ
  2. 高宮アスカ
  3. 時雨シュン
  4. 百田モズ
  5. 寒川レイユウ

フユキの持ち物

  • 調査中、フユキの防寒具から何かが滑り落ちた。
  • それは乱暴に丸められ、少し濡れている白装束だった。

全員が「共通情報③」の読み込みを終えたら「後半議論」を開いてください。

後半議論

【20分間】各自の目標達成のために全員で自由に意見交換を行ってください。

20分が経過したら「犯人投票」を開いてください。

投票

今回の事件の犯人だと思う人物の名前を、タイミングを合わせて発言して投票してください。

候補は【レイユウ】【カスカ】【フユキ】【ミコ】【その他】です。
最多票を獲得した人物が複数いた場合も、そのまま「エンディング」へと進んでください。

「犯人投票」を終えたら「エンディング」を開いてください。

エンディング

以下のリンクを開いて「エンディング」へと進んでください。